2019/04/02 01:47
さて、前半は何の問題も無くサクサク進みましたが、この調子で一気に直したいと思います。
まずドラムに繋がっているこのコネクターを取ってしまいます。
まずドラムに繋がっているこのコネクターを取ってしまいます。
それから、この青いやつからケーブルを取りたいと…あれ?すっぽ抜けた!
なんじゃこりゃ?
結局ケーブルじゃなくて、中が空洞のチューブでした。何でしょうコレ?何か空気圧を感じて作動するセンサーみたいですが。
結局ケーブルじゃなくて、中が空洞のチューブでした。
まあ、分からなくても元通り繋げばいいので、次々行きましょう。
次は裏蓋を取って配線類をもいでいきます。配線類も理屈が分からなくても元通り繋げばいいので、写真を取っておきます。
尚且つ、同じ色の配線はサインペンで印をつけておけばいいですね。
コネクターが外しにくいので、まとめている結束バンドは遠慮なくバツバツ切っちゃいましょう。なので、取り付け時の新しい結束バンドのご用意をお忘れなく。
配線が取れたらモーターを取っていきます。洗濯機は右下のモーターを動力源に、ドラムの後ろのプーリーをベルトで回しているのです。では、ベルトを外していきます。
この写真じゃ分かりにくいですが、モーターの回転軸に溝が刻まれているので、何番目の溝か忘れないように写真を撮っておきます。
ほんとスマホ様々です。フィルム時代ならどうしてたんでしょ…。
次にマイナスドライバを挟んでプーリーを回したら、簡単にベルトが取れました。
嵌めるときも逆の要領で、挟みながら回転させるといいと思います。
モーターはたったのビス2本で付いていました。そしてかなり重い!
これ自転車に付けたら原付ぐらいのスピード出そう!ついでにタイヤをドラムにしたら洗濯も同時に…なんてアホな事考えてないで次に行きましょうか。
ドラムの下に付いている排水パイプを取りますが、壊さないと取れなさそうなアルミのバンドが…と思ってたら、引っ張ったら簡単に取れました…。
こんな強度で大丈夫??留守中にすっぽ抜けたら階下が集中豪雨になるけど…。
次はドラムを舌で支えてる(滅茶苦茶な変換だけど、面白いから放置。)サスペンションのピンを抜きます。
グリスまみれなのでキッチンペーパーかパーツクリーナーで工具は掃除しましょう。
こんな感じのプラスチックのピンでした。
あとはドラムを吊ってるバネを取ればオッケーです。
ペンチで引っ張っても取れないので、周りの板金ごと取ります。
そしたら、遂に…
アル中洗濯機の病巣摘出!
さしずめカチコチに固くなった肝臓あたりといったところでしょうか?(笑)
中はもぬけの殻のすっからかん。
記念撮影。左が取ったやつで右が中古で購入したもの。
それにしても中古品汚いな~。どこで使用してたんだろう?ススだらけ!
後は右に付いていない部品を取っていって回収します。(排水用ポンプ・プーリー・温水ヒーター等)
まずは排水ポンプ。白いやつです。
それからヒーター。
汚い!カルキまみれ。
でも初回にお酢を溜めて洗ったおかげで、スポンジで簡単に取れました。
取ったばかりの排水ポンプ(右)と。
それから、プーリーもボックスレンチでドラムから外します。
よし、これで一通りバラシ作業は終わり。あとはドラムを交換して元通りに戻すだけ。誤ってスマホの写真削除しないように!本気で泣けます!
小休止。
適当に昼寝しておやつ食べて散歩して近所の野良猫と遊んだら、いざ再開!
最終ラウンド、カ~ン!
やり方は解体の逆再生するだけ!
結束バンドは新しいものでしっかり固定。あり得ない速さで振動するので、しっかり固定しないと電線の被膜が擦れて破れてしまいます。
重しもゴム槌でコンコン、ゆっくりゆ~っくり少しづつ…
女性でも口説くように…。
ああっ!言わんこっちゃない!ヒビが入りました…。ヘタクソ!
得てしてパリジェンヌは気難しく、恋は簡単に成就しないのです…
まあ、鉄筋が入っているので崩れることはないし、最悪また自分でコンクリ流せば作れるので大丈夫。
そんなこんなで、途中でから~ん、とビスを奥の方~に落としたり(涙)、なんやかんやありながら完成‼
いや~、我ながらよくやった!
きっとあんなに暴れまわっていた洗濯機もすっかり大人しくなっていることでしょう。
なんせこんなにデカい部品を換えたのだから…。人に例えるなら脳みそごっそり入れ換えて、もはや別人格ぐらいのものです。
さあ、早速洗い場に持っていって試運転してみようっと♪
よっこらせ。
ん?
んん!?
なんじゃこのビス!?
え?付け忘れ?ええ!!どこ!?
………。
きゃ~!?やめて~~~!!
結局散々焦ったあと、工具箱から落ちた関係のないビスと判明しました…。良かった~。
ほんと、この時点のビスはどんな心霊体験よりもゾッ!とします。
そこにね、あるはずの無いビスが見えるんですよ…(稲川淳二風)
皆さんもビスの管理はしっかりしましょう(笑)
というわけで、気を取り直して試運転。
おお!おおお!
超高性能な音がするではないか!こんなにも優秀なマシンだったんだ!
もともと中古でもらったものなので、初めはこんなにスムーズに回っていなかった気がするけれど。
何はともあれすっかり心を入れ替えてすっかりお利口になった洗濯機でした。
めでたしめでたし。
おしまい
(おまけ)
あの後、病巣を覗いてやろうと、ドラムの溶接部分をぶった切ってやりました。
横にしたり
縦にしたり
ヒーヒ-ハーハー…室内で埃を立てたくないので電動工具を使わず、やっとのことでパカン!
洗濯槽はお酢のおかげでピカピカ!
ベアリングからドラムを叩き抜いて。
ゴロン。
中側のベアリングをほじほじ指でいじると、原型が無いぐらいジャリジャリ…。
これではガタガタ大暴れするわけですわ、旦那…。
表側のベアリングは、今回の功労賞メダルとして記念に取っておきます。